口腔機能向上加算のLIFE提出項目と施設内運用を整理する方法

口腔機能向上加算(Ⅱ)は、別紙6-4の所定情報をLIFEへ提出し、フィードバックを活用する区分です。新規計画・計画変更・少なくとも3か月ごとの提出を運用に組み込みます。

この記事について施設で検討・実践するための一般的なノウハウを解説しています。記事に記載した業務のすべてをReliOralが代行・支援するものではありません。

施設スタッフがパソコンでLIFEの提出内容を確認している様子

この記事のポイント

  • 計画の新規作成・変更月、少なくとも3か月ごとが提出対象
  • 原則は対象月の翌月10日まで
  • 施設が提出責任を持ち、フィードバックを計画へ反映
目次

口腔機能向上加算(Ⅱ)とLIFE

LIFEは、介護施設・事業所から提出された情報を蓄積し、フィードバックをケアの改善に活用する仕組みです。(Ⅱ)は情報を送るだけではなく、返された情報をサービスの質の向上へ用いることまで含みます。

提出時期と期限

口腔機能向上加算(Ⅱ)のLIFE情報は、計画の新規作成・変更月と、少なくとも3か月ごとの対象月について、原則翌月10日までに提出します。

提出対象となる月期限
新規に計画を作成した月原則、翌月10日まで
計画を変更した月原則、翌月10日まで
上記以外少なくとも3か月に1回、対象月の翌月10日まで

出典:LIFE関連加算の事務処理手順・様式例

提出する主な情報

(Ⅱ)および(Ⅱ)ロでは、要介護度、日常生活自立度、歯科受診、義歯、栄養補給法、食事形態、誤嚥性肺炎の発症・既往、口腔の健康状態、口腔機能改善管理指導計画、実施記録など、別紙6-4に対応する情報を提出します。(Ⅱ)イは一体的取組との関係で提出項目が一部異なります。

施設内で回す運用

LIFE提出を継続するには、入力元の記録、対象月の管理、入力後の照合、期限内提出、フィードバック活用を施設内の定型業務にします。

  1. 入力元を統一別紙6-4と日々の実施記録を最新状態にします。
  2. 対象月を管理新規、変更、3か月経過を一覧で確認します。
  3. 入力と照合LIFE入力後、原記録・利用者・評価日を別担当者が確認します。
  4. 期限内に提出エラーを修正できる余裕を持って締切を設定します。
  5. フィードバック活用評価会議で確認し、必要に応じて計画や実施方法を見直します。

役割を分けて考える

LIFEの提出主体と最終確認は施設が担います。外部支援を利用する場合も、施設が行う判断と、専門職が支援できる実務を分けて整理することが必要です。

施設内で決めること

  • LIFE利用申請・権限管理
  • 入力内容の確認と提出
  • フィードバックの活用
  • 未提出・遅延時の確認方法

介護ソフト事業者へ確認すること

  • LIFE連携の対応範囲
  • 入力・送信の操作方法
  • エラー発生時の問い合わせ先
  • 仕様変更時の更新方法

ここで紹介する流れは、施設でLIFE運用を検討するための一般的なノウハウです。使用中の介護ソフトや施設の体制に合わせて確認してください。

LIFE提出を施設業務に組み込む運用カレンダー

LIFE対応は入力日だけでなく、情報を集める時点、確認者、提出期限を先に決めます。

LIFE提出を施設業務に組み込む運用カレンダー
時点確認する情報入力担当例確認担当例期限管理
利用開始時基本情報、口腔状態、歯科受診状況現場担当専門職初回計画月を予定表へ登録
計画作成時課題、計画、実施内容、開始時評価LIFE入力担当計画作成の中心職種対象月の翌月10日まで
サービス提供期間実施記録、状態変化、計画との差異実施担当専門職記録漏れを週単位で確認
おおむね3か月後再評価、継続・変更・終了判断LIFE入力担当管理者・専門職評価月の翌月10日まで
計画変更時変更理由、変更後の目標と内容LIFE入力担当計画確認者変更月の翌月10日まで
終了時終了時の状態、理由、情報共有担当者管理者・専門職提出要否を最新通知で確認

提出対象月と期限はLIFEの現行通知で確認してください。入力担当と最終確認者を分けると、原記録との照合がしやすくなります。

制度資料:LIFE関連加算の事務処理手順・様式例科学的介護情報システム(LIFE)

まとめ

LIFE対応は施設内または介護ソフト事業者と確認する

LIFEは期限内の提出とフィードバック活用まで施設で管理する必要があります。ReliOralは介護ソフトへの口腔機能向上加算の入力運用まで伴走し、LIFEに関する実務は支援対象外としています。

記事執筆者 ReliOral 富田

執筆富田株式会社ReliOral 代表/歯科衛生士

介護施設への訪問口腔ケアと、口腔機能向上加算の導入・運用支援に携わっています。厚生労働省の一次資料と現場での運用を踏まえ、施設担当者が実務で参照しやすい情報を発信しています。

本記事は公開日時点の厚生労働省資料を基にした一般的な情報です。算定可否、届出、必要書類の取扱いはサービス種別や指定権者によって異なる場合があります。実際の算定前に、最新の告示・通知と所在地の指定権者へご確認ください。

参考資料

ReliOralの支援範囲をご確認ください

ReliOralが伴走するのは、導入済みの介護ソフトへの評価・計画・実施記録の入力運用までです。LIFEへの入力・提出・エラー対応・アカウント管理・フィードバック活用は行っていません。

口腔機能向上加算の導入・伴走支援を見る

LIFEへの情報提出についてよくある質問

口腔機能向上加算(Ⅱ)のLIFE情報はいつ提出しますか?

新規に計画を作成した月、計画を変更した月、それ以外は少なくとも3か月に1回、原則として対象月の翌月10日までに提出します。

LIFEの提出が遅れた場合はどうなりますか?

算定への影響や届出が必要になる場合があります。遅延や未提出が判明した時点で、最新のLIFE通知を確認し、保険者・指定権者へ取扱いを確認してください。

ReliOralにLIFE入力を依頼できますか?

いいえ。ReliOralが伴走するのは、導入済みの介護ソフトへの評価・計画・実施記録の入力運用までです。LIFEへの入力・提出・エラー対応・アカウント管理・フィードバック活用は支援対象外です。

口腔機能向上加算の導入・運用相談 口腔機能向上加算について問い合わせる